耐久性抜群カッティングステッカーの製作方法

カッティングステッカーとは、大雑把に言うと裏面に粘着剤が付いているシールのようなものです。しかし、一般的に想像する紙製のシールとは違います。文字もしくはイラスト部分のみを貼り付けるような仕組みになっているからです。紙製のシールだと四角や丸い形状の紙のシートに文字やイラストを印刷します。

そのため、背景にもデザインを凝らすことができる特徴を持っています。カッティングステッカーの場合は切り文字のようになっています。貼り付ける前の形状自体は四角などの台紙にくっついています。ところが、貼り付ける作業を行うと文字やイラストの輪郭線が縁になる感じで、余白部分がありません。文字だけ、イラストだけを貼り付けられるのは、カッティングプロッターと呼ばれる機械でカットするからです。

貼り付けたい文字やイラストをパソコンソフトを使って作成します。作った原稿を元に特殊なフィルムをカットします。ステッカーの構造は3層になっており、転写シートと台紙の間に、文字やイラストのある本体のステッカーが挟まるように作られています。台紙をカッティングプロッターにセットして動かすと、原稿を元に文字やイラストの輪郭部分に切れ目を入れてくれます。高度な機械の性能を活かすかたちで精密な作業をしてくれますから、輪郭線のとおりに美しい仕上がりを実現してくれます。但し、台紙の質や厚みなどの違いによって微妙に仕上がりが違ってくるため、その微調整自体は経験と知識のある職人さんが行います。

カッティングプロッターのおかげで簡単にカッティングステッカーが作れると思うところですが、この機械で切れ目を入れた後に人の手による細かな作業が必要になってきます。文字やイラストの形にカットされたシートをピンセットなどで剥がします。機械はあくまでも切れ目を入れるだけなので、余計なシート部分は手作業で取り除かなければなりません。外側の縁の部分はもちろんのこと、内側の抜きたい部分も細かく剥がします。この作業をカストリと言います。剥がし残しはないか、おかしな部分がないかなどのチェックを入念にした後、上から転写シートを貼り付ける作業に入ります。貼り付けやすいように転写シートの余分な部分をカットしたら完成です。この転写シートがあるおかげで、作業する面へ文字やイラストがバラバラにならずに貼り付けることができます。紙製ではないため水濡れに強く、耐久性に優れていて、何年も野外で使えます。

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